顎や歯が痛む!歯ぎしり・食いしばりをしているかも?

歯の役割として、食べたり発音すること以外に、精神的ストレスを発散する「歯ぎしり」があります。しかし、過度の歯ぎしりや噛み締めはギシギシと音が鳴って、周りの人の耳に入ります。また、お口の中の組織や歯・骨にも影響があり、歯を失う原因になることもあります。

噛む力は強い場合で70kgを超えるといわれます。おせんべいを食べるときに一時的に強く噛むよりも、噛み締めの力が長時間加わる方が歯への影響を与えやすくなります。

歯ぎしりや食いしばりは咬み合わせの悪さストレスなどが関係しているといわれます。頬の内側に歯の跡がついている方は、知らないあいだに歯を食いしばっている可能性が高いです。

歯ぎしりとは?

睡眠中に行われるので自分では気がつかないことが多いです。周りの人に指摘されたり、起床時の顎の痛みなどで気が付くことがあります。

かみしめ・食いしばりとは?

起きている間・睡眠中に関わらず、無意識に力が入り歯を食いしばってしまいます。

歯への影響

歯が強い力で擦り合わされることで歯が磨り減り、中の象牙質と呼ばれる部分が出てくることがあります。象牙質が出てきてしまうと歯がしみたり、強度が落ちて歯が割れやすいといったことも起きます。
歯の神経に炎症が起きたり、力によって神経が死んでしまうこともあります。そうすると、腫れや痛みが出ます。
詰め物や被せものがある場合も割れやすく、作り直しが必要になることもあります。

歯周病の歯に注意

歯ぎしりや食いしばりにより強い力が歯周病の歯に加わると、病状を急激に悪化させたり、骨の吸収が速まります。そのまま放っておくと抜歯せざるを得ない状態になります。

歯をマウスピース「ナイトガード」

マウスピースを装着して歯ぎしりや食いしばりから歯をまもることができます。 歯科医院で自分に合ったマウスピースを作製し、毎晩使用することで歯が磨り減るのを予防します。

なるべく力を抜くようにしましょう

日中起きている間は、無意識に力が入らないようにリラックスしたり、力が入っていたら力を抜くことを意識します。上下の歯がくっつかないように姿勢を正して楽にします。そして、お口の周りの筋肉も力を抜くようにします。また、ストレスをためないよう、適度に気分転換するようにしましょう。

寝ている間に気をつけること

高い枕横向きで寝ると噛み締めやすくなりますので、自分に合った枕を使いまっすぐ楽な姿勢で寝るようにします。

歯並び・咬み合わせを見直す

歯科医院で相談し、歯並びに原因がないか調べることも大切です。咬み合わせが良くなることで全身のバランスが良くなり、症状が改善されることがあります。

    この記事の監修医

     

    医療法人FINE DAYS 理事長・歯科医師   古田博久