食いしばりの原因とは。歯を食いしばる癖の対策はある?

食いしばり

歯の食いしばりの原因

上下の歯は、食事や会話の時以外は触れ合わないのが本来の状態です。くっついているのが落ち着くという方は、食いしばりをする癖がついてしまっている可能性があります。

食いしばりは、咬筋の異常緊張により、顎に大きな力がかかることによって起こりますが、その原因は一体何なのでしょうか。

咬み合わせ

しっかりと咬むことが出来ない咬み合わせの場合、咬もうとする力が強く食いしばりの原因となることがあります。

左右どちらかで噛みにくい歯並びの場合、噛みやすい方で噛む癖がつくだけでなく、片方ばかりで食いしばるようになるのです。

前歯の咬み合わせが悪いと、奥歯でばかり咬もうとする癖がつき、寝ている間にも強い力で噛み締めてしまう可能性が高くなります。

歯並びが悪いまま食いしばりを続けていると、さらに歯並びが悪くなってしまうのです。

ストレス

肉体的なストレスはもちろん、仕事中に感じるストレスで無意識に食いしばる癖があると、寝ている間にも食いしばりが起こる可能性が高いと言われます。

人間関係でストレスを感じたり、イライラした時についつい食いしばっていませんか。

ストレスのみでなく、何かに集中している時も食いしばってしまうことがあります。スマートフォンの操作に夢中になっている時に無意識に食いしばりをしている人は、意外と多いです。

食いしばりをしている人に見られる症状とは

このような症状や特徴はありませんか

●起床時にお口の周りに疲れや痛みを感じる
●水がしみるようになった
●長年頭痛や肩こりに悩んでいる
●歯や歯茎に痛みを感じる
●口の中に骨隆起(こぶのような骨の出っ張り)が見られる
●舌や口の中の粘膜に歯の跡がついている
●リラックスした状態で上下の歯がくっついている
●歯並びや歯の形が変わったように感じる

朝起きた時や仕事を終えたあと、鏡で自分の口の中の粘膜を見てみましょう。歯型はついていませんか?

食いしばりを続けるとどうなるの?

歯にダメージを与える

食いしばると歯に直接強い力がかかりますので、歯が欠けたり、ひびが入る、割れるなどのダメージが現れることがあります。

歯にひびが入るだけでも深刻なダメージです。ひびから虫歯菌が侵入した状態で放置すると、虫歯が進行し、抜歯となるケースも。

歯茎が腫れたり、水がしみる・痛みがある場合は早めに歯科医院を受診しましょう。

また、被せ物や詰め物が頻繁にヒビが入る、割れる、外れるなどの症状がある場合は、食いしばりが原因となっているかもしれません。硬い素材の被せ物は、割れずとも歯自体に悪影響を与えることも考えられます。

歯周病の悪化

歯の表面だけではなく、歯の内部の組織にも力が加わり、ダメージを与えます。それが積み重なることで、歯肉や組織に炎症が起こって歯周病が悪化することも。

特に寝ている間に食いしばりをする癖がある場合は、長時間力が加わり、間接的な歯周病リスクは高くなります。

顎の骨に負担をかける

食いしばりがある方は、口を開けると顎に痛みがあるなど、顎関節症の症状が見られる方もいらっしゃいます。

強く噛み締める力で、顎の筋肉や骨に負担をかけ、関節に障害が起こる可能性があるのです。

顎周りの筋肉が目立つようになる

美容面の影響として、食いしばりにより顎の筋肉ばかりを過剰に使うことで発達してしまい、顎周りの筋肉が目立ち、エラが張ったように見えることがあります。

食いしばりの改善方法や対処法

歯並びを治す

先ほど、食いしばりの原因として咬み合わせを挙げましたが、歯並びを治して正しい咬み合わせにすることで改善が期待できます。

全体的にしっかりと正しい位置で咬み合う理想的な歯並びにするためには、矯正治療に精通した歯科医院選びが重要です。

歯を守るマウスピース

マウスピースをつけることで、歯へのダメージを軽減させる方法です。マウスピースで食いしばりがなくなるわけではありませんが、直接歯に与える力を、柔らかいマウスピースを着けることで歯が削れたり、割れたりするのを防ぎます。

ストレスを解消する

仕事や人間関係などで溜まったストレスを上手く発散させるため、自分に合った方法を見つけましょう。ウォーキングなどの有酸素運動や、リラックスできる音楽やアロマでのストレス解消がおすすめです。

また、入浴により自律神経の乱れを整えることが期待できます。熱すぎるお湯ではなく、38℃くらいのぬるいお風呂にゆっくりと浸かりましょう。